復職に関する不安や悩みを解消します!

子育て中の看護師ならではの悩みもある

子育て中の看護師ならではの悩みもある

看護師は女性が多いので、出産を機に一度退職するケースもあります。子育て中の看護師が復職する場合、さまざまな不安や悩みが生じます。


ハードな現場

子育て中だと、出産前のようなスケジュールで働くことが難しくなります。小さい子どもがいる人は、働き方が制限されるかもしれません。また、体力的な不安も拭えません。子どもが生まれてからしばらくは子育てに専念していた人が、いきなりハードな現場で働くのは困難です。

シフト制の壁

看護師はシフト制で働くことが多く、休日は固定ではなく不定期です。そのため、保育園が休みの日でも出勤しなければならず、その場合は別の場所に子どもを預ける必要があります。ベビーシッターを雇うという手段もありますが、日本ではまだまだ事例が少なく、金銭的な負担も大きいので現実的ではありません。そのため、誰かに協力してもらう必要があり、それが子育て中の看護師が復職する際の高いハードルとなっています。病院併設の託児所があればいいのですが、全ての職場で設けられているわけではありません。

夜勤や早朝勤務が難しい

小さい子どもがいると、夜勤や早朝勤務をすることも難しくなります。夜勤や早朝勤務は手当が付くので経済的なメリットはありますが、無理をすると身体を壊すかもしれません。これが、看護師が他の仕事と大きく異なる点です。夜勤や早朝勤務の際に、パートナーや両親などに子どもを預けられるのであれば、ある程度は対応可能でしょう。しかし、共働きで両親が近くに住んでいないケースも多く、結果的に復職をためらってしまいます。24時間運営の託児所に預ける方法もありますが、そもそもそういった託児所が近くになければ不可能です。個人の状況にもよりますが、周囲にサポートしてくれる人がいる場合でもスケジュール調整は必須で、これが上手くいかなければ復職はより難しいものになってしまいます。

収入面

勤務時間を制限する方法もあります。例えば、夜勤ができない人はクリニックなどの医療機関で週数回、パート・アルバイトで働くといった方法です。また、病院でも時短勤務や日勤のみでOKとしている場合もあります。これなら、子育てをしながら働くこともできます。
しかし、経済的にフルタイムで働かなければならない人もいるでしょう。その場合は、復職のハードルが高くなってしまいます。他の仕事であれば、平日かつ日勤のみで働ける職場もあるでしょう。しかし、看護師は仕事の特性上それが叶わないケースも多いです。これが、子育て中の看護師の復職を妨げる大きな原因となっています。

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