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これだけは押さえておきたい!復職前の必須勉強科目

これだけは押さえておきたい!復職前の必須勉強科目

復職前に勉強しておきたいポイントを紹介します。事前に必ず確認し、不安なく働き始められるようにしておきましょう。


基本的な看護スキル

まずは、基本的な看護スキルです。採血・注射や吸引、褥瘡ケア、日常生活の援助、バイタルサインのチェック、救命救急処置などは、どの分野でも必須のスキルです。処置を行う理由やリスクなども含めて、勉強し直しましょう。この中でも、復職する看護師が最も苦手意識を持つのが、採血・注射に関するスキルです。手先を使う繊細な作業なので、緊張感を伴います。何も準備せずに復職してしまうと、針やシリンジを扱う際に手先が震えてしまうかもしれません。採血・注射は素早く的確に行うことが求められます。ミスをすると余計な手間がかかるだけでなく、患者の負担も大きくなってしまうので注意が必要です。
自宅でも採血・注射のスキルを磨き直すことはできます。ボールペンなどをシリンジに見立てて、アルコール消毒や駆血帯の調整、針の角度、固定の方法について、参考書を見ながら確認しましょう。また、最近は採血練習キットが販売されているので、それを活用するのもおすすめです。

診療科特有の知識

配属先の診療科特有の疾患や治療方法を勉強しておきましょう。未経験の診療科に配属される場合は、特に勉強が必要です。解説本や動画を参考にしてください。治療をスムーズに進めるためには疾患や治療に関する知識が必要不可欠です。
併せて、配属先の診療科でよく使われる薬剤についても勉強しておくことをおすすめします。薬剤の名前を聞いただけで、効果や副作用をすぐに理解できるレベルまで勉強しましょう。「その診療科に多い疾患に対して使われる薬剤」「高齢者によく使われる薬剤」など、ジャンル別に覚えると記憶に定着しやすくなります。診療科によってはかなりの数の薬剤が使われることもありますが、怠らずにしっかり勉強してください。また、ここ数年で新たに使われるようになった薬剤もあるため、常に最新の情報を確認しましょう。

検査データ

血液データや各種データの正常値・異常値、画像データなど、検査データの見方についても勉強が必要です。専門的な項目が多いので、それぞれの意味を細かく理解しなければなりません。検査データは患者の健康管理を行う上で必須の指標です。検査データに異常値が見られる際は、医師への報告や患者への処置が必要になります。そういった際にも冷静に対処できるよう、準備しておきましょう。配属先によっては、検査そのものが主な業務になることもあります。その場合は、より深く勉強する必要があるでしょう。

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