不安をなくすためには周囲からの理解も必須

家族の理解を得る

まずは、復職前に家族の理解を得るようにしましょう。看護師の仕事は、職場によっては勤務が不規則になります。家庭と両立するためにも、家族のサポートは必須です。復職する際の条件や働き方について、事前に相談した上で納得のいく結論を出しましょう。

復職先にも事前に伝えておく

子育てがひと段落した場合でも、夜勤が難しく、急な休みが必要になることもあります。復職する上で大切なのは、自分の置かれている状況を理解してくれる職場を選ぶことです。復職したものの、休日の相談に乗ってくれないような職場では長く働くことはできません。そのため、面接時に残業が難しいことや、家庭の事情で休む可能性があることを伝えておきましょう。事前にこちらの事情を説明しておけば、いざという時にも対応してくれます。心苦しいかもしれませんが、要望を事前にしっかり伝えておかなければ、後々トラブルに発展してしまうかもしれません。相手の条件に合わせることも大切ですが、譲れない部分は明確にしておきましょう。せっかく復職をしても、職場の都合に合わせてばかりでは心身の負担は大きくなるばかりです。また、残業がなければ毎日決まった時間に業務が終わるので、生活にもメリハリが生まれます。
子どもの成長に合わせて、勤務時間を延ばすこともできます。「今はまだ小さい子どもがいるので働ける時間は限られているが、いずれはもっと働きたいと思っている」という旨を伝えてください。状況的に今は難しくても、仕事に対する意欲がきちんとあることをアピールできます。

非常勤という手もある

いきなりフルタイム勤務や夜勤に入るのはリスクが高いです。家庭との両立が難しく、体力的に限界を迎えるかもしれません。そこでおすすめなのが、パート・アルバイトなどの非常勤から働く方法です。非常勤であれば、自分の都合に合わせて休日を取ることができます。勤務時間も選べるので、子どもの送迎に間に合わないといった事態も避けられるでしょう。休日には普段手を付けられない家事を済ませ、買い物に行くなど、効率的に時間を使えます。
子どもと一緒にいる時間を増やせる点も大きなメリットです。復職前と変わらない時間を確保することで、生活のバランスを上手く保てます。スキル不足に対する不安があっても、休日に勉強する時間を確保できます。その結果、落ち着いて仕事に打ち込むことができるでしょう。ブランクのある看護師だからこそ、復職の際は非常勤も候補に入れて求人を探してください。